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2016/08/13

Wassup! NYC ニューヨークヒップホップガイド

ずっと放置してたココですが、
なんか、急にBlogでも再開するかーみたいな感じになりました。

近況というには古すぎますが、去年(2015年)の年末に『Wassup! NYC ニューヨークヒップホップガイド』という本を上梓しました。
ニューヨークの知られざるヒップホップスポットのみ掲載しているという、読む人を選びすぎてるニッチな本になってしまったんですが、
一部の人からは大変好評を得てまして、興味のある方は是非手に取ってみてほしいです。


元々2011年に6月に2週間、11月に1ヶ月ニューヨークに遊びに行きまして、
その時に新しいのから古いのまでガイドブックを読み漁ったんですが、自分の行きたい場所に書かれているガイドブックは皆無。
そもそも書店に並んでいるガイドブックには女性向けのものが多く、
(当時の)新しいガイドブックにはどの本にも『SEX and the CITY』とか『ゴシップガール』とかのロケ地情報ばっかりで、
『ワイルド・スタイル』とか『Juice』とか『The Warriors』のロケ地情報はどこにも書いてないので、
自分で調べ始めたのがそもそものきっかけ。
で、古本でニューヨークのロックの聖地を紹介してるガイドブックを何冊か見つけて、
そのヒップホップ版があったら面白いなぁ、ないなら自分で作るしかないのかなぁとぼんやり思ったのが、4年かかって実現できました。

内容には自信があるので、ヒップホップやストリートカルチャーが好きで
ニューヨークに行く予定のある方は、買って損はないですよ!!!とか言っとく。

ちなみにイラストは#テガキの$how5さん
表紙のかわいい帽子ロゴやワイルド・スタイルっぽいロゴのデザインはBBPのデザイナーにして元GOLD CUTのKCDさん、
ブックデザインはマイメンMAZDAMAN
スーパーバイザーは脱線3のMC BOO!!!さんとBBPのZUNさん、
編集は伝説のオンナノコラップグループ、ファンキーエイリアン(!!!)のキタフユさんという
豪華なスタッフの皆様に手伝っていただきました!!!

残念ながら内容がニッチ過ぎて、小さい書店や地方の書店では取り扱ってないところが多いみたいです。
都内では大きめの書店ならあると思います。

あと、書店以外で取り扱っていただける洋服屋、カフェ、バー、床屋などなども募集してますので、
我こそは、という方は連絡クダサイ。

↓Amazonが一番手っ取り早いかも。

2011/05/14

GLOCAL BEATS

M.I.Aの1stが出てから、僕もいわゆる辺境ビーツをちょくちょくチェックしたりしてるんですが、
そんな僕になんとも嬉しいガイド本が出てた。

ヨーロッパ、アフリカ、中南米、アジア諸国のダンスミュージックやレベルミュージック、ゲットーミュージックなどのガイド本。
インターネットが発達したとは言え、物理的な距離の壁や言語の壁があって、
いわゆる第三世界の音楽の実情というのはなかなか見えてきにくいと思うんですが、
詳しい解説やインタビューを読むと、少しずつ見えてくる気がしたりしなかったり。
とりあえずこの本を読んで欲しいCD/レコードが増えました。

ちなみにGLOCALって言葉、高校の時、小論文のテストに出てきたなー。
当時出たばっかりのライムスターの曲のリリックをパクって
例えばイタメシ パスタにたらこを足したメニューが定番と化した」的な事を書いたら先生に褒められました。

2011/02/15

みうらじゅんのフェロモンレコード

エロジャケ本といえば、この本も忘れちゃいけない。

こっちはエロジャケだけじゃなくて、バカジャケも含まれてるけど。
こういう本を読むとレコード屋に行きたくて我慢できなくなる!!!

みうらさんと根本さんの間でバカレコードと幻の名盤との境界線と認定された
『パパはメキシコ人』ももちろん載ってますYO!!!




なぜか
ジャガーさんのインタビューも収録、、。
JAGUAR - だまってJAGUARについて来い!



やっぱ僕的にはジャケも作品の一部。
ダウンロードじゃつまらないと思うのです。

2011/02/14

THE BEST OF EROTIC JACKET

ディズニーネタが続いた流れで、
しかも今日はバレンタインデーということで、
このすばらしい本を。
テリー・ジョンスン仕事の『THE BEST OF EROTIC JACKET』!!!


こりゃ玉乱!!!
マイナーなG皿や甘茶皿を中心にエロジャケが300枚以上も載ってる本!!!
ケツ! ケツ!! ケツ!!!
ホント最高です!!!

改めてICE Tの『POWER』のジャケは強烈だなー。



去年ゲットしたテリーさん作のLukeの日本盤のおまけステッカーについても触れられてた!!!


このステッカー大量に欲しい!!!


2010/12/23

明日に向かって捨てろ!!

今日は天気がいいので大掃除。
目標はいらないモノを捨てまくること。
小さい頃から何かとモノをとっておきたい性分で、多分というか絶対祖父からの遺伝。
昨日は寝る前にBOSEさんの↓を読んで気合いを入れた。


ほぼ日でも読めるけど、敢えて買っちゃうからモノが溜まるんだろうなー。
表紙の写真みたいにたくさんのモノが整理整頓されてる部屋はほんと憧れる、、。

スチャダラパー - 大人になっても (LIVE at HEY!HEY!HEY!)


かたせよ!!!

2010/12/07

水木しげると行く妖怪極楽探検隊

昨日、「レゲエの鬼太郎」について書いたけど、
実は
水木しげる大先生は95年に妖怪を探しにジャマイカを訪れているのです。
その旅について詳しく書かれているのが荒俣宏さん著の『水木しげると行く妖怪極楽探検隊』。


大先生は「音楽に妖怪性があらわれる」という自説を持っていて、
キングストンで(おそらくダンスホールの)カセットテープを買い込んで踊りまくっていたらしい!!!
そしてボブ・マーリー博物館でボブの曲を聴いた大先生は
「体がムズムズして勝手に動いで、妖怪を感じるんです」と断言。
流石!!!

ジャマイカのほかには、大先生が戦争時に配属されていたラバウルやヨーロッパ諸国、
カナダ、バリ島、そして日本で妖怪探しをしていて、とても面白かったデス。

で、最後の最後に書いてあった大先生の発言が心に残りました。

幸福には自分自身の力以外のものが働きますから。
 目に見えないものの作用っていうのは大きいですよ。
 幸福になるためには妖怪が要るんです。
 幸福の追求と妖怪はつながっているんです。


さぁ、みんなで妖怪探しの旅を始めよう!!!


2010/09/02

ラップ歌謡大百科

JET SETの通販で買ったスモール出版というところから出てる大百科シリーズが面白かった!!!
特に『ラップ歌謡大百科』!!!


スネークマンショーのあの曲から庄司とスザンヌのあの曲まで、
新旧のラップが入った歌謡曲が236枚も紹介されてます。
ブギバとかダヨネとかのヒット曲はもちろん、企画物、アイドル物、アニソンも。
ラップ歌謡、こんなにたくさんあったのね、、。

(最近の「春はどこ行く」ラップとか、キセキラップとか、有名人の顔ジャケラップとかは載ってない。
こだわりなのかなぁ。確かに今(2010年)の時点で扱いが困るジャンルのような気もする。)
僕の好きな
水前寺清子の「ブンブンビート阿波踊り」(久保田麻琴プロデュース!!!さらにジャングルremix入り!!!)とか、
(立川)談志談志Revolutionとかも掲載されてた!!!
↓とか久しぶりにPV見たら名曲すぎるでしょ。
Laugh & Peace - ちょっときいてな


ちなみに歌ってるのは藤田陽子(野田秀樹夫人)。
茶の味のサントラや、Ticoさん(リトテン)プロデュースのアルバム(全編レゲエ歌謡/ダブ歌謡)も大好きです。

11月にはこのディスクガイドからのコンピが2枚発売されるとの事!!!
超楽しみ!!!

他の『音頭大百科』、『日本語訳詞の洋楽カバー・おもしろ大百科』、『男子にオススメの少女マンガ大百科』もサイコーです。
レコード/CDもっともっと掘らなきゃ!!!!

2010/05/25

LIFE AT SLITS

スチャダラ20周年、オザケン復活(行けなかったけど)、個人的なCRUE-Lブームと来たので、
今の時期にもう一度読んどくべきかと思い、『LIFE AT SLITS』を再読中です。


SLITSはかつて下北沢に存在したクラブ。
そのクラブで夜な夜などんなことが起こっていたのか、
出演していたミュージシャンやお客さん達の貴重な証言を集めた本。
みんなが試行錯誤していた時代。
今では著名なミュージシャン達も、当時は手探りで色々やってたんだなっていうのが再確認できます。
この人とこの人が一緒にパーティーやってたんだ!!!とか、意外なつながりも分かって、
大変興味深いです。

さらに興味深いのは、この膨大な量の証言を編集をされているのがRAW LIFEの首謀者の浜田淳さんだということ。
RAW LIFEと言ったら、ゼロ年代の音楽を語る上で外すことはできないパーティーですよ。
テクノもヒップホップもハードコアもレゲエも、何でもアリだった最高のパーティー。
確かに、読み終えたときに、なにか両者に共通したものが見えた気がする。

TAKEI GOODMANさん制作のCMが↓。


この感じ、高校のときにスゴく憧れてた感じなんですよね。
ことばでは表しづらいんですが。
田舎から出てきて10年。
渋谷とか原宿とかは行き過ぎてもう新鮮味がなくなってしまいましたが、
下北はあまり行かないので、たまに遊びにいくと、昔の感覚が戻ってきてドキドキします。
憧れてた街も、慣れてくると汚いとこしか見えてこなくなってしまうので、
下北は行きたいけど行きたくない街のままにしておきたい。
横浜という、東京から少し離れた場所に住んでいるのは、
田舎にいた頃に憧れていた東京観を崩したくないからかもしれません。


2010/05/11

余談

スチャダラ20周年@野音で販売されていた『余談』という本を買った。
ド限定のドMAD仕様!!!


20年間の写真とかいっぱい載ってるのかなーと思ってページを捲ったら、
約9割が文字!!!
もちろん、くだらねぇ しょーもねえからひねり出されたFUNKY FRESHな内容で、
さらに出てくる人達もみうらさん、いとうさん、久住さんなどなど、サブカル人脈ばっかり。
タイトル通り、朝から晩 飛ばすモダンな余談が満載で超面白かったデス!!!!!

いくつかパンチラインをピックアップ。
「黙ってうなずいてるのが一番いいという結論に達した」
「お前は海援隊がいいよ。」
「うわ、全員いるっ(笑)。」
「で、「ガチ桜」ですよ。結局のところ。」
などなど。

しばらく暇なときはこの本で時間が潰せそうですー。
昔asAyanでやってた連載とか面白かったなぁ。
単行本化されないかなぁ、、。

2010/04/27

味写入門

天久聖一さんの味写入門って本が超おもろい!!!

もともとほぼ日のコンテンツだったおもしろ投稿写真コーナー
ほぼ日でやってる時からたまに見てたけど、まとめて見ると破壊力高すぎ!!!
いちいちコメントが秀逸で、久しぶりに腹痛くなるまで笑った、、。
(個人的にはほぼ日の方の会話式のコメントよりも、本のシンプルな短いコメントの方が好きです。)

天久さんは電気グルーヴの一連のPVも最高過ぎます!!!!
電気グルーヴ - Cafe de 鬼 (顔と科学)



電気グルーヴ - 弾けないギターを弾くんだぜ



電気グルーヴ - Mr. Empty



電気グルーヴ - モノノケダンス



2010/02/27

ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行

昨日の『奇界遺産』や最近本屋でよく見かける『ワンダーJAPAN』のルーツには、
間違いなくこの本があると思う。
ラメルジーの親友でもあるという都築響一さんの『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』。

日本全国のブッ飛んだ珍スポット(秘宝館とか男根を祀った寺社とか謎の寂れたテーマパークなどなど)を網羅したガイドブック(?)。
木村伊兵衛写真賞という権威ある賞を受賞しているらしい。
大竹伸朗さんがコラージュしたREMIX版あって、そちらもサイケデリック!!!!
僕はちくま文庫版を持ってるんですが、
東日本編も西日本編も読みすぎてボロボロになってしまいました。
読むとすぐに旅に出たくなることマチガイなし!!!
でも、多分この本に紹介されてるほとんどのスポットは潰れてそうだな、、。
今後、この本に掲載されてるような珍スポットって出来るのかな??
インターネットが発達して、回線がつながっていれば、何処にいても同じ情報を受け取れるようになりました。
もちろんネットはすごい便利だし、メリットの方が大きいけど、情報が均一に伝わることによって、
日本の何処に行っても同じものしかないって状況になっちゃうのかな。
そうなったらつまらないなー、、。なんて思ったり。

世界各地の珍スポットを巡った『珍世界紀行』も去年文庫化してるみたい。読みたい!!!


2010/02/26

奇界遺産

本屋で一目惚れ!!!

日本が誇る(?)オカルトサイト「X51.ORG」の人が、
世界中の秘境や遺跡、珍スポット、変人を訪ねて回った『
奇界遺産』という写真集。
しかも帯とイラストが漫☆画太郎!!!!
高かったけど、給料日だったので思わず買っちゃいました。
中国の洞窟の中にある集落から始まり、砂漠のど真ん中にあるオアシス、切り立った崖の上にある街、
仏教テーマパークに、キリスト教テーマパーク、ミイラ博物館、マッドサイエンティスト、エリア51も。
世界中の不思議な空間が一冊の中に凝縮されてます。
怒られるかもしれないけど、ハードコアな『ナニコレ珍百景』と言ったら、分かりやすいんじゃないかな。
旅に出たくなるなー。
こういうとこ行く勇気ないけど、、。
写真もキレイ。





是非本屋で手にとってみてクダサーイ。

2009/11/05

因果鉄道の旅

ここ最近は、暇な時はずっと部屋の大掃除&模様替えをやってたんですが、
棚の奥からこの本を発見して、思わず読みふけってしまいました。

根本敬さんの『因果鉄道の旅』。
数年ぶりに読んだけど、改めて僕の心のベスト10に入るくらいオモシロイ本だなーっと。

この本が世間に与えた影響というのは、実はものすごい大きくて、
例えば、自分の母親より年上の近所の定食屋の婆ァ(障害持ち)をSEXと暴力で服従させ、
その一家をより不幸のどん底に落とし入れた悪魔のような男・内田が、
おだてられて得意になっているときの顔を「温泉につかった猿のような顔」と喩えているんだけど、
そこに載ってる↓挿絵が
A BATHING APEのロゴの元ネタ。


そして、クレイジーケンバンドスチャダラパーコーネリアスライムスターをはじめ、
多くの人を勇気づけた名言、「でもやるんだよ」もこの本から広まった言葉。
これは「しおさいの里」という、捨て犬を拾ってきて500匹以上の犬を飼っている施設で
ボランティアで働いてる小汚いオヤジが、朝から飯も喰わずに犬の世話をして、
エサの入っていたタライをわざわざ洗剤を付けて洗いながら言う台詞。

「いいか、俺はね、毎日1日に2回エサやるけど、
 エサが終わると全部いちいちこうやって洗ってるんだよ、ぴかぴかに。
 でもわざわざこんなの洗剤使ってゴシゴシ擦る必要ないんだよ。
 水でちゃちゃちゃっとやりゃあ、それでいいんだよ。
 な、こんな事無駄な事だと思うだろう。
 そうだよ、無駄な事なんだよ
 でもやるんだよ!」


このblogも同じ。
一体誰が、何人くらい見てるのか分からず、書き続けてるなんて無駄な事だと思うでしょ?
でもやるんだよ!!!

少し話はそれるけど、急に思い出したので。
「でもやるんだよ」に関しては、町山さんのblogこのエントリに涙しました。

幸いにも(?)、僕はまだ因果鉄道に乗ってませんが、機会があったらいつか乗ってみたいなー。
根本さんの他の本読みたくなったから、取り敢えず、今年出た3部作買ってこよーっと。

2009/10/15

東京通本

本屋で見つけた『東京通本』。

中を開いてみると、野方、北千住、大井町、江古田、新宿ゴールデン街、新宿二丁目とか、
普段はあんまり行かない濃い場所しか載ってない東京ガイド本!!!
しかも載ってるのはメチャメチャ美味しそうなB級グルメの店、雰囲気のいい居酒屋とかばっかで、
読むだけでお腹すいてくるー。
この前BAMさんが降臨した新大久保のThe Ghettoも載ってたよ(残念ながらなくなってしまうみたいですが、、)。
しかも、カバーガール&コラムが辛酸なめこさん、中には吉田豪さんおかまの東郷健のインタビューまであって、
チリバツすぎる人選!!!

実はこの本を出している京阪神エルマガジン社のガイド本は以前から結構買ってて、
『横濱地図本』と『横浜本』はかなーり活用しました。

華やかな海に近い横浜だけじゃなくて、
野毛、伊勢佐木、長者町、黄金町なんかのDEEPなィヨコハマもちゃんと網羅してて、
横浜に観光に来る人も住んでる人も役立つ情報が満載デス。
CRAZY剣さんのオススメの店(三陽とか)とか載ってるし。ィイイネッ!!!

今度は東京通本を持って東京を散歩しよー。


2009/10/03

新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書

『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』を読みました。

著者はマイケル好きで昔からお馴染みのNONA REEVES西寺郷太さん
かなり前、オルガンバーの前でご本人にマイケルの話を少し聞いた事もあります。
(確かオルガンのアニバーサリーのときだったかな。)
スゴいのは、ただの研究だけではなく、
水道橋博士に「まるで落語のようだ」と言わしめるほど、話として良く出来ている事。
先日、『やりすぎコージー』の都市伝説スペシャルにも出演して、マイケルの都市伝説を披露されてました。
研究は『タマフル』や『キラ☆キラ』のポッドキャストでも聴けますよ。

で、この本、マイケルへの愛に溢れた本当に素晴らしい本でした。
マイケルの音楽人生を振り返り、家族との関係や、レーベルとの関係、マイケルの心情などが
「教科書」と付けられているように、とても分かりやすく、事細かに綴られています。
楽曲は知ってるけど、プライベートな事はワイドショー的な観点からしか知らなかった自分を恥じました、。
最後の方は涙無しでは読めません。
改めてマイケルが本当に偉大なミュージシャンであったという事を知らされました。
マイケル、安らかに、、、。

NONA REEVES - ジャクソン・ファイヴ・メドレー (Live Version)



2009/09/15

アイドル墜落日記

小明ちゃんの『アイドル墜落日記』を読んだ。

よく行く本屋で山積みになってて、ずっと気になってたんだけど、
なかなか買うまでには至らなかった本。
思い切って買ってみたら、これがすごい面白かった!!!

小明って誰?っていう人がほとんどだと思いますが、
学生時代はいじめられ、
eggのカリスマモデルだった姉と比べられ、
思い切ってアイドルとしてデビューするも、何をやっても不発、
結果、泣きながら着エロをやるけど、ストレスで円形脱毛症&パニック障害をおこし、
AV転身寸前で事務所をやめ、フリーでサブカルなライターとかで頑張ってるアイドルなのです。
第三会議室に出たり、イルリメ&磯部涼さんとネットラジオやってたりしたから、それ経由で知ってる人もいる??

んで、この本は、そんな小明ちゃんがアイドル業界をサヴァイヴしていく日記。
と思いきや、「仕事が無いから家にずっといた」とかそんな日記ばっか!!!
全体的にダウナーなんだけど、読んでてそんなに辛くならないのは、
色んな事があっても、結果へこたれていない小明ちゃんの精神力から?か?
それにしても、文才あるなー。

今やネットアイドルやら地下アイドルやら、自称すれば誰でもアイドルになれる時代。
そんな中でサヴァイブしていくのは、相当の運と能力とコネクションがないと無理な話。
アイドルの墓場でもある(?)AVも、ビックリするくらいカワイイ娘がいっぱいいるし、
何もかもが中途半端な娘達はホントに居場所が無いんだろうな、。

アイドル志望のオンナノコ達は皆読むべきです。
ちょっとカワイイくらいで、ちょっとオッパイが大きいくらいでトップアイドルにはなれません。
君たちはそれでもアイドルになりたいのかい???


2009/09/13

さらば雑司ヶ谷

町山さんのblogや、いつもお世話になってるBBPGGKさんのblogでレコメンドされてて、
さらに
みうらじゅんさんが帯を書いてたので買ってみた『さらば雑司ヶ谷』。

この手の本ってあんまり読まない(中原さんには一時期ハマッたけど)のですが、
おもしろくてグイグイ読んじゃいました。
顔をしかめてしまう描写が満載で、しっかり最後まで後味が悪い!!!
続編、『雑司ヶ谷R.I.P.』が楽しみです。

読みながら、多分色んな小説、映画、音楽をサンプリングしてるんだろうなぁと思ったら、
最後に元ネタリスト的なページが。
そのリストの中に
池袋ウエストゲートパーク(ドラマ)とかQ・タランティーノとかに混ざって、
「『
ロッキング・オン』のM.I.A.インタビュー」ってのもあったり。
どんなインタビューだったんだろ?

何故か途中で登場する小沢健二の「さよならなんて云えないよ」。

小説の内容はこんなさわやかじゃありませんので注意!!!!

2009/09/09

ナインティナインのオールナイトニッ本 vol.1

ここ10年くらいは全く聴いていないけど(続いてることすら知らなかった!!)、
中学~高校の頃は毎週欠かさず聴いてました。
木曜日のナイナイと、水曜日(途中から火曜日)の松村ね。
で、この本はvol.1ということで、94年から99年の放送を振り返るという内容で、
ちょうど僕が聴いてた時期!!!
懐かしいなぁ。
三村さんのツッコミとか、ジモンさんとか、ワル瓶とか、DO-DO FOR MEとか、
globeKEIKOとのBEEFとか、ドリチンとか、メルヘンウンコとか、人生を闘おうとか、、。
実家で布団に入りながら一人でクスクス笑ってたのを思い出します、、。
まだ聴いてないけど、ベストトーク集のCD2枚も付いて1000円!!!!
安いっ!!!
昔、ナイナイがやってた『Q99』とか『ナイナイナ』とかDVDにならないかなぁ。
わーわー言うとります。お時間です。さようなら。

2009/08/14

おこりんぼさびしんぼ

山城新伍が亡くなったとのニュース。
81年生まれの僕にとって山城新伍が映画で活躍していたのは生まれる前だし、
TVで司会をやってた頃は、まだ小さすぎて僕には理解できなかった。
イメージとしては、SHOW by ショーバイに出てた偉そうな人。

でも、去年この本を読んで、すごい山城新伍が好きになりました。
『おこりんぼさびしんぼ』。
98年にリリースされて、しばらく絶版になってたんだけど、
吉田豪浅草キッド水道橋博士が大絶賛したのが影響されて、去年奇跡の文庫化。
内容は、山城新伍の愛すべきイカれた先輩、若山富三郎&勝新太郎兄弟の表と裏。
いろいろと語り継がれてる若山勝新Brosだけど、いつも二人のすぐ近くにいた山城新伍は
二人の人物像をとても詳細に愛情たっぷりにオモシロおかしく綴ってます。
兄弟愛、家族愛、師弟愛、、。
他の人ではなかなか経験できないだろう関係がとても羨ましい。

偶然、この本と同時期にブックオフで
吉田豪の『男気万字固め』と浅草キッドの『濃厚民族』を買ったんだけど、
それぞれに山城新伍のインタビューが掲載されてて、それも面白かった〜。
興味ある方は一緒に読んだ方がいいです!!!!!

今度、いろいろ映画を見てみよう。
ご冥福をお祈りします。。。

2009/07/07

ニッポン「奇怪島」異聞

本屋でタイトルと装丁に一目ぼれして購入。
日本国内の離島に伝わる不思議な伝統行事や伝説を紹介してるムック。

そもそも、日本って国自体が四方を海に囲まれた島国で、
つい150年前まで鎖国して他国からの文化流入を防いでいたんだから、
その上に離島ともなると、さらに排他的な独自の文化があるのは当たり前の話。
知らない事ばかりで、いろいろと興味深いです。

何より目をひいたのが表4の写真↓。
宮古島パーントゥってお祭りの写真。怖いよー。
身体中にクサいヘドロを塗りたくった仮面人間が、
島中の人たちに泥をつけてまわる祭りらしい。
この仮面、遠い昔に島に流れ着いたモノなんだって。
で、この写真を見て思い出したのが↓。
Pop Groupのアルバム『Y』のジャケ。
このジャケがどこの民族の写真かわからないんだけど、絶対ルーツは同じでしょー。

他にもP島のヨソ者は決して見てはならない秘祭の話(祭りを見たヨソ者は抹殺されたとかなんとか)や、
沖縄のシャーマンであるユタの話、硫黄島の幽霊話とかヒマ潰しにはちょうどイイ内容。

最近まで古道ブームだったんだけど、遂に島ブーム到来かなー。
調べたら、このムックが島シリーズ第2弾っぽいので、第1弾も読みたい!!!