青山のスパイラルガーデンで行われていた『BASARA』というエキシビションに行ってきましたー。
キュレーションは天明屋尚さんというアーティスト。
あまり詳しくないんですが、昔『BURST』でグラフィティーと浮世絵を合体させたような絵が毎月載ってて、
かなり気になってました。
たしか、『一人ごっつ』のDVDの1枚でもアートディレクションしてたハズ。
日本の主要文化と言われてきたのは侘び寂び的な世界とか、
現在では漫画アニメとかのオタクカルチャー。
今回のエキシビションは、それらとは相反する、でも確実に日本人の心のどこかに響くであろう、
ド派手で豪華でブリンブリンで悪羅悪羅な日本の文化の系譜を『BASARA』と名づけ、
過去から現在に至るまでのBASARAな作品を集めた展示会でした。
展示されてたのは縄文土器、兜、浮世絵から、横尾忠則さんなどの現代美術家の作品や、刺青、デコトラ、族車、グラフィティーまで。
時代も文脈も全く異なる作品ばかりなんだけど、すべて不思議な統一感が感じられました。
シャネル侍や池田学さんの「興亡史」とかも良かったけど、
一番好きだった作品は松山淳さんのグラビア観音とモデル四天王。
水着姿の神々しい巨乳の観音様の周りに、ミニスカートにブーツ履いたギャルが4人。
シルエットは普通の観音様と四天王と同じなので、違和感が全くないのが不思議。
実は仏像の腰つきってかなりSexyなんだよね。
憤怒の顔をしたムキムキの男だと気づきにくいんだけど。
残念ながらたった4日間しか開かれなかったので、今日で終わっちゃったんですが、
会期がこんなに短いのは勿体無いなーと思いました。
以下、展示されてたものの一部。
天明屋尚「思念遊戯」
池田学「興亡史」
山口晃「土民図」
歌川国芳「源頼光館土蜘蛛作妖怪図」
野口哲哉「シャネル侍着甲座像」
などなど。
素晴らしかったです。
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